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2007年クールビズを雑誌はどう捉えたか?〜MEN'S CLUB7月号編〜


 メンズ向け雑誌のクールビズ特集をチェックしてみました。アシェット婦人画報社の月刊誌「MEN'S CLUB」は、558号もメンズ向け情報を発信し続けてきた雑誌です。7月号ではクールビズ特集に28ページものページを投入、ニューヨーク取材などお金をかけてきっちりと取材をしていますね。見出しの文字を読むと「スーツはきちんとタイドアップ(ネクタイ着用)」、「きもち上品に!」という言葉が並びます。当店でも主張しているように、品のあるクールビズを提唱していただけたのは非常にありがたいことです。

 企画の要となるのが、「夏スーツをきちんと着る!!」のページ。これらの提案を考慮し、少しでもお客様が上品かつ涼しいスタイルで夏を過ごしていただけるように考えてみました。

 夏スーツをきちんと着るワザ01は「涼しい機能スーツを選ぶ」。つまり、放熱性の高い素材や仕立ての工夫で暑苦しさを解消する「涼機能スーツ」を用意しなさい、ということ。これには全面的に同意。当店では「清涼スーツ」と呼んでいるが、「涼機能」スーツの涼しさは、既存の夏服では得られない感覚です。続いてのワザ02の「明るめカラーで、きもちクール」。ライトグレイなど「明るめカラーのスーツ」を選ぶべきだとしています。うーん、たしかに涼しく見えますが、ライトグレイは白過ぎて夏場だと汚れやすいんですよね^^; 私ならミドルグレイあたりの中間色をお勧めします。汚れにくく、落ち着きが出ます。まあ、これはお客様の年齢などケースバイケースといえることでしょうけど。

 ワザ03は「上品ブルーのシャツ」。「ブルーシャツ」の清楚さ、爽快さはきれいに映りますね。掲載しているシャツの素材の長所や短所を書いていただければ、もっと記事に説得力があると思います。ワザ04は「ただの白よりも織柄シャツ」。これも同感です。「品格あるクールビズスタイルを目指すなら、やはり白シャツは捨て難い」、その通りです。

 ワザ05「明るめタイ」の項目で、MC編集部の主張がまとめてありますね。「今夏のクールビズスタイルは、明るめカラーのスーツに淡いブルーシャツやピュア白織柄シャツを合わせる、コントラストを抑えた軽やかなタイドアップが基調」。「ネクタイは無地か無地ライクな繊細な柄がオススメ」。このまとめ方は清涼感や若々しさは抜群です。ただ、パーツすべてが白すぎるために全体の落ち着きがなくならないように配慮が必要ですね。シャツやネクタイの主張は概ね賛成ですが、スーツは当店なら「コントラストを抑える」という提案に逆らってミドルグレイをオススメしてしまうと思います。その辺りの微妙なコーディネートはテーラーサイドの勘と経験、とお客様の個性によって決まるのでしょうね。